出入国在留管理庁の資料に特定技能ビザの許可状況(令和元年8月30日現在)が,公表されていましたのでメモします。
【特定技能制度許可状況令和元年8月30日現在(出入国在留管理庁の資料より)】
登録支援機関登録 | 登録 | 1,968件 |
在留資格認定証明書交付 | 交付 | 119件 |
在留資格変更許可 | 許可 | 86件 |
特例措置としての「特定活動」 | 許可 | 684件(未交付含む) |
平成31年4月から始まった制度なので,まだまだ,これからのようです。
ビザの許可状況から考えると,登録しただけの登録支援機関が相当ありそうです。
特例措置としての特定活動ビザは,特定技能制度施行後9月末までに技能実習3年無事終わった実習生向けに,諸条件クリアすれば,特定技能に変更予定のビザですが,無事終わって帰国をする実習生が多いので,少ないかな思います。
同じ資料の「特定技能試験の実施状況について」によりますと
介護分野でフィリピンで4月から7月にかけて実施し,技能試験合格者391人,日本語試験合格者358人となっています。
(8月のフィリピン実施の試験では,技能試験合格者106人,日本語試験合格者147人。)
両方OKの方の人数は分かりませんが,厚労省は,他の分野に先駆けて海外で試験を実施し,介護分野の最大受入れ人数,5年間で最大6万人に目指し,力(ちから)入っている感じです。
(厚労省は,9月から11月にかけて,フィリピン・カンボジア・ネパール・モンゴルで試験実施。)
宿泊分野では,一般社団法人 宿泊業技能試験センターが,特定技能測定試験を行っています。
第1回の国内の試験で,受験者数391人で合格者280人となっています。優秀な外国人の方が多く,高い合格率かなと思います。(宿泊分野では,現時点で,技能実習2号経験からの特定技能1号は望めず,試験ルートで,外国人材を獲得するしかない事情もあるかなと思います。)
※下記の資料を参照しました。
特定技能制度全体の運用状況~出入国在留管理庁の資料より~ PDF